【大仙市】500年の歴史が唸る!「刈和野の大綱引き」の見どころ
秋田県大仙市、冬の静寂を切り裂くような熱気が街を包み込む夜があります。それが、国指定重要無形民俗文化財「刈和野の大綱引き」です。室町時代から500年以上続くとされるこの神事は、単なる力比べではありません。町を二分し、一年の運勢を占う壮大な「祈り」の形です。今回は、2026年2月10日(火)の開催に向け、その圧倒的なスケールと現地でしか味わえない感動のポイントを紐解きます。
刈和野の大綱引きに使用される綱は、まさに規格外。全長は約200メートル、重さは約20トンにも及びます。綱の太さは、大人が腕を回しても届かないほどのボリュームがあり、その威風堂々とした姿は必見です。
巨大な綱は、地域の人たちが情熱を込めて毎年新しく作っており、次世代へと伝統を繋いでいます。
引き手は、上町(二日町)と下町(五日町)に分かれて対決しますが、その勝敗は米の作柄や値段に影響するといわれています。
・二日町(上町)が勝てば米の価格が上がる(米価高騰)
・五日町(下町)が勝てば作物が豊作になる(豊作)
どちらが勝っても地域にとって意味のある結果となりますが、勝負そのものは真剣そのもの。周囲の観客も、その熱に引き込まれるように「ジョウヤサノー!」という独特の掛け声とともに綱に取り付き、町全体が一つになって綱を動かします。
最大の見どころは「綱合せ(つなあわせ)」の瞬間です。雄綱と雌綱の頭を「ケン」と呼ばれる太い木の棒で結合させます。阿吽の呼吸で巨大な綱を連結させる様子は、息を呑むほどの緊迫感。結ばれた瞬間、建元が「ソラッ」と叫びながら綱から飛び降りるのを合図に、数千人の引き手による文字通りの総力戦が始まります。
2月の刈和野は極寒です。足元は滑りにくく温かい防寒靴、衣服は「これでもか」というほどの重ね着を推奨します。また、刈和野の大綱引きは観客も参加できるのが魅力です。ぜひ周囲と一緒に声を出して大綱に触れてみてください。この街の活気と伝統の重みを肌で感じ取れるはずです。
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