【大仙市】北東北初のアースバッグサウナ&発酵風呂で地域を沸かす!玉川レジャーランド三浦さんの挑戦
大仙市にある玉川レジャーランドが、健康と発酵をテーマに地域活性化と新たな体験の提供を目指し、北東北初となる「アースバッグサウナ」建設に挑戦しています。クラウドファンディングにも挑戦しているこのプロジェクトについて、発起人である三浦健太さんにお話を伺いました。三浦さんが挑戦中のクラウドファンディングはこちらです。
北東北初!土でつくるアースバッグサウナで、ととのう新体験|キャンプファイヤー
——今回「アースバッグサウナ」に取り組まれたきっかけは何だったのでしょうか?
三浦さん:地元・秋田県大仙市にUターンし、既存の大浴場を活用して健康に良い新しい『ととのう』体験を提供したいと考えたのがきっかけです。その中で出会ったのが『アースバッグサウナ』。自分たちの手で作れるこの工法に魅力を感じ、現在、1棟目を建築中です。——サウナといえば、木製のサウナが一般的だと思うのですが、なぜ「アースバッグサウナ」なのでしょうか?
三浦さん:単純に言えば誰もやっていないから。北東北では誰もやっていないところに注目しました。そして普通のサウナではつまらない(笑)。
アースバッグサウナは、ガウディ建築の代名詞とも言えるサグラダ・ファミリアなどで見られるカテナリー曲線を採用したドーム形状が特徴です。40cmの壁厚があるので蓄熱性に優れ、発汗機能も高いサウナです。サウナ内の様子は玉川レジャーランドのインスタグラムで随時更新中です!——斬新なスタイルのサウナだと思うのですが、どのように作っているのですか?
三浦さん:土とセメント、消石灰、にがりを混ぜて作るのがアースバッグ工法。作り方を一級建築士と一緒に熊本県で学んできました。混合した素材をチューブ状の袋の中に詰めながら段々に積み上げていきます。また、同時進行で発酵風呂の制作にも取り組んでいます。基本的に1人で作業しているのでとにかく進みません(笑)。——発酵風呂とはどのようなスタイルのお風呂でしょうか?
三浦さん:米ぬかを微生物の働きで発酵させ、その際に発生する自然の発酵熱を利用した温浴法です。秋田県立大学と共同で研究を進め、こちらも頑張って準備しています。なかなか進んでいませんが(笑)。微生物の力で発酵した米ぬかは約73℃にもなり、体の芯から温められると同時にリラックス効果も期待できます。
——クラウドファンディングにも取り組まれているようですが?
三浦さん:CAMPFIRE (キャンプファイヤー)というクラウドファンディングサービスでご支援いただける方を募っています。お陰さまで、たくさんのご支援をいただいております!達成に向けて、引き続き皆様のご支援を賜りたく、どうぞよろしくお願いいたします!返礼品は、玉川レジャーランドで栽培している「あきたこまち」をはじめ、さまざまご用意しております。詳しくは以下からご確認ください。
北東北初!土でつくるアースバッグサウナで、ととのう新体験|キャンプファイヤー
——玉川レジャーランドについて、少しお聞かせください
三浦さん:玉川レジャーランドは、かつては玉川郷として親しまれ、非常に賑わった地域の大切な場所でした。昔は親子連れで賑わい、ゴーカートやバッテリーカー、3輪自転車、釣り堀、スポーツ施設など、多くのレジャー施設がありました。しかし、少子高齢化の影響もあり、徐々に来場者が減少しました。そんな中でも、地域のお客様や観光客の皆様に支えられ、何とか営業を続けてくることができました。特に、地元秋田の誇りである『大曲の花火』開催時には、多くのお客様をお迎えし、地域に活気をもたらすお手伝いをしてきました。コロナ禍では厳しい状況が続きましたが、皆様のご支援のおかげで、4年前に廃業寸前だった玉川レジャーランドを、地域の皆様に支えられ35周年を迎えることができました。これからも、地域の皆様と共に歩んでいきたいと考えています。【編集後記】三浦さんの言葉からは、故郷への深い愛情と、地域を盛り上げたいという強い情熱がひしひしと伝わってきました。アースバッグサウナへの挑戦は、単なる温浴施設の建設に留まらず、地域コミュニティを巻き込み、新たな価値を創造するプロジェクトだと感じました。クラウドファンディングの成功と、アースバッグサウナの完成、そして玉川レジャーランドが地域活性化の拠点となる日を心待ちにしています。三浦さんの活動状況は今後も継続的にレポートいたします。
■「アースバッグサウナ」に挑戦中の玉川レジャーランドはこちら■