【大仙市】漫画文化を次世代へ継ぐ挑戦、イオンモール大曲で30周年記念展が開催中
横手市にある「横手市増田まんが美術館」が、2025年で開館30周年を迎えました。これを記念し、イオンモール大曲では、特別展示会『マンガ原画を未来へ・・・。アーカイブの現在地とゲンガノミカタ』が開催されています。1995年に開館した「横手市増田まんが美術館」は、国内でも数少ない「マンガ原画」に特化した施設としてスタートしました。2019年には“マンガ原画の保存”を主軸とした機能強化が行われ、日本のマンガ原画保存の中核を担う存在へと進化。以来、数多くの貴重な原画の収集・保存・展示を通じて、マンガ文化の魅力を広く伝えてきました。
今回の展示は、これまでの歩みを振り返りながら「原画アーカイブとは何か?」という問いに迫るものです。
美術館が実際に行っている保存作業の工程や、世界中に広がるマンガ原画の分布状況、さらには和紙や中性紙の知識、スキャン作業など、普段は見ることのできない裏側まで丁寧に解説されています。
また、注目は「ゲンガノミカタ」と題された展示。マンガ原画を見る際の視点や楽しみ方を示すガイドで、読者と作者をつなぐ“視点の解像度”を高めてくれます。作画技術の工夫やコマ割り、ストーリーテリングの妙など、マンガという表現文化の奥深さを再発見できる貴重な内容となっています。
展示会は、2025年3月20日(木)から4月6日(日)まで、イオンモール大曲の2階特設会場(PaniPani隣)で開催中です。時間は10:00~21:00と、買い物ついでにも立ち寄りやすくなっています。
マンガの「原画」に宿る力を再認識し、その保存と継承の意義を学べる本展示。マンガファンはもちろん、文化や芸術に興味のある方にもおすすめのイベントです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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